メルカリが昨日9日、2018年6月期の連結営業損益が44億円の赤字だったと発表しましたね。
前期は27億円の赤字でしたので、赤字幅がさらに拡大したことになります。
主な原因は、金融サービスを行うメルカリ子会社「メルペイ」への先行投資や、アメリカでの広告宣伝費などだそうです。
山田進太郎CEO曰く「今は成長を目指すフェーズ(段階)。いつまでに黒字化かは明言できない。」とのこと。
このニュースに「えっ、メルカリが赤字!?」と驚いた方もいらっしゃると思いますが、メルカリは世界を市場にしていくつもりなんですね~。
しかしフリマアプリ自体は絶好調のようで、連結売上高は357億円、なんと62%増だそうです!
ちなみに流通総額は前期比48.1%増の3,704億円で、このうち日本は3,468億円を占めるそうですから、本当にすごい勢い。
こう具体的に数字を見せつけられると、「やっぱりメルカリ始めて正解だった…!」となりますね。
市場は大きいに越したことはありませんからね。
メルカリ利用三ヵ月目に思うこと
メルカリがここまで大きな市場となったのは、スマホで簡単に取引できる気軽さが最大の要因だと思いますが、それゆえのデメリットも少なくありません。
楽オク・ヤフオクを経験してきた私は、以下の二点が特に気になります。
1.目につく幼稚さ&トラブルの多さ
私がメルカリの利用を長らく躊躇していたのには理由があり、その最大の種になっていたのがモラルの低さです。
もちろんまともな方が多数いるから成り立っているのでしょうが、礼儀を欠く自己中心的なコメントが、商品ページでも評価ページでもやたら目につきます。
その頻度がヤフオクの比ではない。
そういうのは自分と無関係でもブロックしまくって自衛していますが、オークションと違って相手を選べないのでとても心配です(ヤフオクでは入札を取り消すことができる)。
理不尽なトラブルほどストレスになることはありませんからね。
またメルカリのQ&Aサービス「メルカリボックス」を見てみると、ガイドに載っている基本中の基本中の基本的なことを質問する人の多さに愕然としてしまいます。
懇切丁寧なガイドも読まずに出品&購入する人がこんなに居て大丈夫!?と。
中・高生も簡単に使えてしまうのも原因なのでしょうが、一度覗いてみると仰天すること間違いなしですよ…(でも始める前に読むとメルカリが怖くなってしまうかも)。
まあ「メルカリボックス」は一般ユーザーが回答してあげるのでボランティアですが、そこで解決しないと当然「運営に相談を」となり、運営がものすごい件数のトラブルを日々処理しているのは火を見るより明らか。
それも片一方の身勝手な理由によるものが多いので、「メルカリこのままでいいの?」と心配になってしまいます。
モラルという意味では完全に
楽オク>ヤフオク>メルカリ
だと実感しているところです。
2.公平性のなさがストレスになる
ヤフオクもメルカリも今年から始めた私にとって、利用歴が最も長いのは楽天オークションです。
そして最もシステムが優秀で使い勝手が良いと感じるのは、今でも楽オクなんです。
楽オクの何が素晴らしいかって、公平性!
ヤフオクやメルカリは、無責任なキャンセルや悪戯入札or購入があっても、自動で悪評価にしてくれません。
落札者や購入者が期限まで支払わない時、楽オクは自動でキャンセルとなり相手に悪い評価を付けてくれました。
しかしヤフオクでは出品者が手動でこれをしないといけないうえ、理不尽な報復評価を野放しにしている。
メルカリも自動でキャンセルにはならず、出品者がキャンセルの依頼を行うなど、とにかく手がかかる。
つまりヤフオクもメルカリも、善良な方がストレスを抱える羽目になるんです。
もっとメルカリのシステムがオートマティックにルール違反者を弾き出すようにしてほしいですね。
特にメルカリでは、身勝手なキャンセルをしても入金期限を無視しても受取評価を放置しても、悪い評価がつかないんですよ…?
これって不公平だと思いませんか?
などと思い巡らせている時に知ったのですが、メルカリの山田CEOは大学在学中に楽天にインターンされ、楽天オークションの立ち上げを経験されているとか!
ならばぜひ楽オクの使い勝手の良さを採り入れて欲しいものです。
ルールを守らない人がのさばる世界は住み心地が悪く、善良な人から出ていってしまいますからね。
これだけ便利かつ大きな市場を提供してくださるメルカリ様ですから、願いはただ一つ。
とにかく理不尽が許されないシステムを構築していってほしい!
これだけでございます。