今年に入ってからヤフオクを始めた私。
落札された商品も100件を超えたところで、ちょうど統計を取りやすい数字です。
ここで入札代行業者に落とされた商品を数えてみると、約1割にあたる10件でした。
中には業者完全拒否の方もいらっしゃるようですが、1割となるとその売上も見過ごせません。
しかも「この金額で買ってくれるんだ、ラッキー」と思うような入札もちらほら。
代行業者の場合は梱包や管理番号の記載に関して、自己中心的な要求をしてくることが多いですが、それらがなく入金と受取確認が速やかならば別にいいかなというのが私的見解です。
しかし楽オク時代はこのような業者の入札はなく、またヤフオクのように出品者に不公平なシステムでもなかったため、最初はかなりストレスを感じました。
ブラックリストをばんばん使い始めたのも業者、特に非常識な外国人業者と出会ってからですね。
ヤフオクで驚くのは、こういった非常識な業者がはびこっていることです。
自己防衛が必須なので対策を講じていますが、まずはこれまで私が出会った入札代行業者の実態をお話したいと思います。
入札代行業者との取引・実体験3つ
同じ代行業者でも、それをきちんと名乗り出て挨拶してくるところと、個人名で取引して一方的な要求を押し付けてくるところに分かれます。
言うまでもなく特に厄介なのが後者で、外国人であることが多いです。
<大阪南港の某ビル・ITM棟の業者との取引>
ここは有名な和●さんがやってるところですねー。
私は初期の頃、このような業者の存在を知らずに住所を見てびっくりしました。
大阪南港エリアの複合型商業施設の最上階なのに、落札されたのがごく個人的ないわゆる「趣味の品」ばかりだったからです。
そのうえ日本語が通じている気配がありませんでした。
さらに1400件以上ある評価のうち、良い評価が91%しかない。
評価を見るだけで地雷だと分かりますが、その日は終了時間帯に出かけていて、すべて終了5分前に落札されたので気付かなかったのです。
このITM棟の和●さん、何が最悪かって、とにかくすべてが一方的で傲慢なこと!
1)狂気の沙汰!同じメッセージを10件以上連続で送りつけられる。
この業者には一気に6点落札されたのですが、なんとすべての商品ページから同一のメッセージを送りつけてきたんです。
しかも取引ナビだけではなく掲示板からも!
つまり12個も同じ文面が次々に届いた…気味が悪いやらウザいやら。
返信しても無視されるので頭にきました。
2)独自の管理番号の記載を強要してくる。
お届け先の一番後ろにある「アルファベット-数字4つ」まで必ず記載お願いします。
と12回言われましたが、6個分の番号を書くスペースなんてない。
この要望は「目には目を」方式で無視しました。
3)商品が無事に届いても受取確認をしない。
翌日到着しているのは間違いないのに、何日経っても受取確認のボタンを押しません。
商品さえ手元にくれば取引上の責任は放棄。
よって2週間が経過するまで出品者に代金が振り込まれません。
4)良い評価くれくれ乞食である。
「いい評価くださいますようお願いします。」というメッセージも12個届きましたが、評価も何も、まず自分が取引を完了の状態にせえや。
自分は責任を放棄しておいて良い評価くれって乞食かよ!と呆れてしました。
と、以上がITM棟の和●を名乗る業者のやり方です。
私のブラックリストに一番乗りしでした。
<鳥取県の株式会社ニチドとの取引>
私が取引したIDだけでも2万件近い取引実績がありますし、他にも複数のIDを持っています。
共通点としては評価の良い割合が99%以上と高いことでしょうか。
落札されたのは書籍だったのでゆうパケットおてがる版が最安ですが、敢えてレターパックプラスを指定して、品名のところにオークションIDを記載するよう頼んできました。
メッセージが丁寧で入金も迅速だったため深く考えずOKしたのですが、これ、あまり良くないですね。
第三者がそのIDからオークションページを見ることが可能なわけですから、次回から断ります。
またメッセージの中で自社のバナーを貼って欲しいという宣伝があり、ちょっとイラッとしました。
「ご利用は無料です」的なことを書いてあったけど、「貼って欲しいならそっちがお金払いな」と言いたい。
ただこれは無視すれば済む話であり、入金も受取確認も迅速だったのでBL行きにはしませんでした。
<福岡市・ワールドブリッヂとの取引>
超有名な業者で、何十(何百か?)ものIDを持っているだけではなく、福岡以外にも事務所を有しています。
会社名は名乗らず個人名で取引しますが、住所と名前でピンときました。
私が取引したIDは評価が高く、まあまあ問題なさそう。
実際、入金や受取連絡にかかったのは2日ずつで、これなら許容範囲でした。
住所の末尾に管理番号が組み込まれていましたが、2次元コードで勝手に印刷されるのでこちらの負担はなし。
受取連絡しなかったらBL入り決定でしたが、ひとまず保留です。
入札代行業者との無駄なトラブル防衛策
業者のIDがあまりに多く、すべてを拒否するのは困難ですし、またその必要もありません。
でも後々不快な思いをするのを避けるために、私は以下のことを実践しています。
1)商品説明欄と自己紹介欄で意思表示
ずばり「代行業者はお断り」と書いている方もけっこういらっしゃいます。
私の場合は悪質じゃなければ業者もOKなので、「梱包の指図は受けない」「ID等の記載には応じない」の2点を強調しています。
まあ、日本語を読めずに入札してくることもあるでしょうが、その際は次のとおり。
2)入札者の評価は即時チェック、不安があれば即削除
ふだん会社勤めをしていると難しいかもしれませんが、なるべくマメに新着情報や自分の出品商品欄を見るようにしています。
悪い評価の割合だけではなく、「悪い」「ふつう」の件数をチェックし、書かれている内容次第ではすぐに入札を削除します。
こうする旨は商品説明欄か自己紹介に記しておくと、良心も痛みません。
3)悪質代行業者のIDはあらかじめブラックリストへ
一度も取引せずにどうやって「あらかじめ」?
と思われるかもしれませんが、ふだんは見ない掲示板サイトがとても役に立ちました。
「ヤフオク 入札代行業者 ID」で検索すると業者のIDが見られるページがあり、それでも数が膨大なのですべてをBLに入れるのは難しいですが、二度と取引したくない業者の別IDはそこからすべて登録しました。
4)万一落札されたら毅然と対応
それでも業者に落札されることもあると思います。
その場合、私は実際に以下のように対応しています。
・梱包を厳重にと言われたら
⇒そもそも海外発送不可としており、海外までの梱包は前提としていない。海外に送りたいのは落札者の都合なので自分でやるべき、と答える。
・管理番号の記載を頼まれたら
⇒基本的にヤフネコかゆうパック&パケットのおてがる版利用者なので、ラベルで勝手に印字される。手書きのレターパックの場合は、仕方なく応じる。
・オークションIDの記載を頼まれたら
⇒個人情報が第三者に漏れる可能性のあることはお断り、と答える。
とかく日本ではお客さんのほうがエライみたいな風潮がありますが、取引とは常に対等なもの。
しかし落札者が商品を選んで入札しているように、出品者にも入札者や落札者を選ぶ権利があります。
自己防衛&毅然とした対応でストレスを溜めず、快適なオークションライフを送りましょう。