入札する立場で気付いた「本当に売れている出品者」がしていること

落札候補者の立場で出品方法を考察してみる

オークションを開始する際、ある程度の信頼感を得るために、まずは少額のものを落札して「非常に良い」の評価を稼ぐ。
これは多くの方がしていることだと思います。

ところが今年1月に私がヤフオクに初出品すると、評価が0なのにすぐ商品が落札され、以降毎週必ず複数落札されるので、入札すらしたことがないまま2ヵ月以上が過ぎていました。

出品を開始して9週連続で売れているのだから、まあ劣等生ではないでしょう。

…などと悠長にも思っていましたが!

個人的な趣味関連のものを検索してみて分かったのですが、本当に売れている出品者というのは、出している商品すべてに入札が入っている盛況ぶりなんですね!

それも、どんどん値段がつり上がっていく。

業者ではなく、個人が片手間にやっているような場合でもこのような状況が見られました。

そこで自分とは何がどうちがうのか観察すべく、ここ一週間は様々な商品を検索し、複数の商品をウォッチリストに入れたり、実際に入札したり。

落札する側の立場からヤフオクを考察してみましたよ。

すると人気出品者の方々の共通点が見えてきたので、まとめておきたいと思います。

1)送料・配送方法の設定について

同じジャンルのものを同じくらいの価格で出していても、大人気の出品者とそうではない出品者がいますよね。

この差はどこから生じているのだろうと比較してみると、配送方法ないし送料にありました。

送料の「全国一律」設定

まず実感するのが、配送料を全国一律料金にする出品者がけっこういること。

そういう方々の多くは配送会社と大口契約をして(一個あたりの送料が安くなる)、料金後納システムを利用しているのだと思います。

私も楽オク時代は日本郵便とこの契約を結んでいました。

が、その中でも2パターンの出品者に分かれるんです。

A:全国一律で安く設定

配送会社と安く契約している分を落札者に還元しているタイプ。

お得に買い物ができるという安心感を与えることで、暗黙のうちに入札自体を促すことになります。

人気なので落札価格が常に相場より高く、かなりの利益を上げていると思われます。

B:全国一律でアホみたいに高く設定

送料で儲けてやろうという魂胆が見えるタイプ。

よって送料に納得のいかない落札者からの悪い評価が多く、読んでみると「送料詐欺です」なんてコメントがあったりします。

説明文に送料が【全国一律2,500円】と明記はされているので、落札者側にも落ち度はあるのでしょうが、さすがに同情してしまいました。

こういう出品者たちでも数千の評価があるのでびっくりしますが、「非常に悪い」の率がとても高く、慎重な入札者は避けるのではないでしょうか。

私自身も「宅急便の最小サイズが隣県で2,500円とかふざけてんの?」と思って入札しませんでした。

というわけで、運送会社と大口契約を結べる場合は、落札者に還元してサービスしてあげるのが売るためのコツと言えるでしょう。

ヤフオクやフリマサイト限定の安い配送方法

上記は古物商やプロのせどらーに多いケースと思われますが、素人の個人が副業感覚でオークションをしている場合。

入札が盛況な出品者の方々は、ヤフネコパックやゆうパック【おてがる版】など、やはり通常便より安い配送方法を指定していることが多いです。

小さな荷物なら、ゆうパケット【おてがる版】やクリックポスト。

小さいサイズなのになぜか「ヤマトのみ」「ゆうパックのみ」などと書いている人もいて、やはりそういう出品者への入札は避けてしまいます。

たとえそのぶん価格設定を低くしていても、何となく信頼できない雰囲気を感じるからです(あくまで私の場合ですが)。

一方クリックポストは追跡できるのに164円という安さなので、安心して入札できますよね。

と言いつつ、送料204円のゆうパケット【おてがる版】は設定しているものの、クリックポストはまだ利用者登録をしていない私…。

登録と印刷が面倒だなどと思って先延ばしにしていたのを、いたく反省した次第です。

2)出品の仕方(売り方)について

続きまして、超人気出品者の出品の仕方について。

入札が次々に入って競っている商品を見ると、セット売り・まとめ売りのことが多いんです。

しかもスタート金額が100円や1,000円など、とにかく低く設定されている。

これは確実に入札へのハードルを下げていますよね。

当然この価格で落札できるわけはなく、その後の跳ね上がり方が半端ない。

「この値段で買えたらラッキーだな」というラインを超えても、まだ上がることもある。

昨夜も「いやいやこのセット、すでに個別で買った方が安いんじゃないの!?」というレベルまで高騰している商品がありました。

この辺りは心理的なもので、最初は「お得だな、買えたらいいな」という気持ちだったのが、「誰にも取られたくない!自分のものにしたい!」という強い感情に変化しているのでしょう。

競っていると「勝負」の面もありますから、「負けたくない!」と思うのは自然なことかもしれません。

そしてそう思わせることこそが高く売る秘訣なのだと思いました。

配送料が落札者思いの設定で、なおかつ開始価格が低いとなると、ウォッチする人の数も多くなる。

競争が激化する。

値段がつり上がって出品者の利益が上がる。

という流れですね。

今後は上記のような出品方法をどんどん採り入れたいと思います。

まとめ

1月・2月はあくまで出品者としての目線でしかオークションを見てきませんでした。

でも今月は本気で商品を探し、色々な商品に入札(ほぼ落札できていない…)しながら様々な観察をしてきたことで、色んな気付きを得ることができました。

落札候補者が「この人から買うor買わない」を判断する基準は、評価と配送方法&送料の設定、そして出品の仕方にある!

当然といえば当然のことですが、売上を伸ばすには「具体的な対策をいかに立てるか」が重要なので、さっそく今日から実行していきます。

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